宗教百科(知識、心得、作法、)

天台宗

天台宗は中国を発祥とし開祖の智顗が活躍してた浙江省の天台山に由来しています。 日本で天台宗の開祖である伝教大師最澄は、大津市坂本の生源寺の生まれで後漢皇帝の子孫、登萬貴王の末裔とあったとされ幼名は広野といいます。14歳の時、最澄と僧名を与えられ、後に東大寺で具足戒を受けました。 最澄ら遣唐使が乗船した第2船で入唐した。入唐に渡って天台山にのぼり、天台教学を受けた最澄は更に入唐中しゅく然から牛頭山の禅や華厳や唯識さらに大乗菩薩開と言う天台の教えを学んでいる。 最澄の死後、慈覚大師も唐にわたり密教・念仏を学び 日本の天台宗は法華経を中心とする四宗相承と呼ばれた円・密・禅・戒に念仏を加えた日本独自の大乗仏教全般を学ぶ宗派とも言われ、鎌倉仏教の多くの宗派を生みました。天台宗の教えの一部を発展させたのが、その他諸宗派です。
The Tendai sect originated in China and originated from Mt. Tendai in Zhejiang Province, where the founder Zhiyi was active. Dengyo Daishi Saicho, the founder of the Tendai sect in Japan, was born in the Shogenji Temple in Sakamoto, Otsu, and is said to have been a descendant of King Tomaki, a descendant of Emperor Gokan, and his childhood name was Hirono. At the age of 14, he was given the Buddhist name Saicho and later received gusokukai at Todaiji. He arrived in China on the second ship on which Japanese envoys including Saicho boarded. During his visit to China, Saicho climbed Mt. Tendai and received the Tendai Doctrine, and further learned the Tendai teachings such as Zen of Mt. Gozu, Kegon, Yuishiki, and Mahayana Bodhisattva Kaishaku from Shuzen. After Saicho's death, Jikaku Daishi also traveled to Tang and studied esoteric Buddhism and Buddhist invocation. The Japanese Tendai sect is said to be a sect that learns about the whole of Mahayana Buddhism, which is unique to Japan and includes Buddhist invocation in addition to En-mitsu, Zen, and Kai, which are called Shishu Sojo, and which are centered on the Lotus Sutra, and gave birth to many sects of Kamakura Buddhism. Other sects developed some of the teachings of the Tendai sect.
※四宗相承(ししゅうそうじょう)(天台・密教・戒律・禅)

心得

他の宗派とも違いが少ないのが特徴、また天台で学んで宗祖になった人が多い。 円、密、禅、戒、どれも大切にする(四宗融合)。人それぞれ縁に応じてどの分野から入っても良い。修行も四種三昧といって四通りの方法がある。四種三昧のひとつ常行三昧の発展した回峯行も特徴。教典は法華経中心であるが朝題目夕念仏といい、朝は法華経、夕方は阿弥陀経で勤める。 本尊は特に無いく延暦寺では、大日如来・阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来をまつる事が多い。 お仏壇には釈迦如来をおまつりされる事が多いが阿弥陀如来や観世音菩薩される方もおられます。
※衆生済度(しゅじょうさいど)」とは、 衆生を救って、悟りの世界へと導くこと を意味します。 「一切衆生(いっさいしゅじょう)」阿弥陀如来・釈迦・薬師如来。

天台宗三派

天台宗

天台宗:総本山『比叡山延暦寺』
開祖:(諡号)伝教大師(法名)最澄(766年もしくは767年 - 822年)
天台寺門宗:総本山『三井寺(園城寺)』
宗祖:(諡号) 智証大師円珍和尚 (814年4月8日 - 891年12月4日)
天台真盛宗:総本山『西教寺』
宗祖:(諡号)円戒国師・慈摂大師(1443年2月27日 - 1495年3月26日)

葬儀

日本の葬儀は主に仏教ですが、社会人としてのマナーとして神道・キリスト教等の情報も集めました

仏壇・作法・心得

仏の教化。仏教の行事・法事・法要。仏壇は仏を祀る壇、起源は持仏堂・魂棚など所説あります。社会人としてのマナーとしてご紹介します。

経典
『妙法蓮華経』『阿弥陀経』『大日経』 『梵網菩薩戒経』
在家経典
「般若心経」
朝、題目
夕、念仏
朝は「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」、
夕方は、「南無阿弥陀仏(なみあみだぶつ)」 という念仏を唱えるのが一般的、題目・名号併修といわれます。
宝号
南無宗?根本傳敎大師(なむしゅうそこんぼんでんぎょうだいし)
本尊
釈迦牟尼仏・阿弥陀如来・薬師如来・観世音菩薩
宗紋
三諦星(さんたいせい) バックの十六菊は皇室の紋章です。(天台宗は、皇室とのゆかりが深い宗教)

仏壇
仏壇については、特に決まりはありません。本尊は多くの場合、釈迦如来を飾られますが、阿弥陀如来など、信仰している仏様があった場合には、そちらを祀っても良いとされています。

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